そこで商う人の圧倒的な力をつなぐには、その感動を伝えるだけです
突然ですが、ちゃんとした「和食」は好きですか?
日本橋には、何百年もの歴史を受け継ぎながら、今も暖簾を守り続ける老舗があります。一方で、その伝統を未来へつなぐために、新たな挑戦を続ける経営者や事業家たちもいます。私たちCarpe Diemは、この日本橋を拠点に活動しています。
なぜ日本橋なのか。それは、この街が単なるビジネス街ではなく、日本の商いの原点であり、東京の顔だからです。
400年以上にわたり、人が集まり、商売が生まれ、文化が育まれ、世代を超えて受け継がれてきた場所。
そこには、数字や効率だけでは語れない価値が今も息づいています。
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WEB連載 「GOEN Stories(末広がりのレシピ)」 は、コミュニケーション・エージェント Carpe Diem が拠点を置く日本橋を舞台に、人と人、企業と企業をつなぐ物語をお届けしていきます。
あなたは何をしている人なの?
日本橋で活動を始めてから、多くの経営者の方々にお会いする機会をいただきました。ある日、由緒ある企業を率いる経営者の方から、こんな問いをいただきました。
「あなたは、ここで何をしようとしている人なの?」
PRやコミュニケーションという仕事は、まだ十分に理解されているとは言えません。けれど、その問いの奥には、「この街で何を残そうとしているのか」という本質的な意味が込められていたように思います。
日本橋の歴史
Carpe Diemは、日本橋を拠点にしました。理由は一つです。ここには、日本の商いの原点があるからです。四百年以上、人が集まり、商売が生まれ、暖簾が受け継がれてきた町。

新しいものを受け入れてきた一方で、簡単には人を信用しない。それは排他的だからではありません。歴史を守る責任があるからです。どうやら、老舗には、老舗だけの時間があるようなのです。
後日、その方と再びお会いした時のことです。
ホテルラウンジで語ってくださったのは、日本橋でかつて成功を収めた一人の経営者の物語でした。誰もが憧れる成功を手にし、一等地に立派な建物を構え、一時代を築いた人物。
しかし、その栄光は永遠には続きませんでした。財も名声も失い、やがて表舞台から姿を消したのです。しばらく沈黙が流れた後、その方は静かにこう言いました。
「真面目に、コツコツやった。そいつが最後に残ったんだ。」
その言葉は、今も強く心に残っています。日本橋という街は、派手な成功者よりも、この町は、”勝った人”ではなく、”残った人”を覚えている。
さて、その「最後に残った人」が誰だったか、お分かりでしょうか。
境界の向こうにご縁(Goen)がある
「これからの時代に必要なことは何でしょうか。」と思わず質問をしたところ、返ってきた答えは、意外なほどシンプルでした。「人をつなぐしか、もうないんだよ。」
技術は進化し、AIが普及し、社会は大きく変わろうとしています。けれど、新しい価値を生み出すのは、いつの時代も人と人の出会いです。UGCをフックにした動きが強まると言われています。
海外でも、Don‘t just build a brand, build a community (ブランドをすぐ作るんじゃなくて、コミュニティをつくろう) と感覚の良い界隈が呟いています。

さて、長くなりましたがこの金言をより多くの方とシェアできたのではないかと考えつきました。これが WEB連載「GOEN Stories~末広がりのレシピ~」日本の素晴らしい技術と町、人を守り次世代に残そうとする経営陣、企業の様を継承しようと思い立った背景です。
ご縁(GOEN)というDots(点)を私たちは、つなぎ続けていきます。
日本独自の精神の世界。あなたと、私の境界を越えていく‐信頼という重なりを作ること。
末広がりのご縁となりますように。
今回から登場していく舞台は…

1.〈日本橋‐室町〉
Carpe Diemの本社所在地。
日本橋・室町は、江戸時代に五街道の起点として栄え、全国から人・モノ・文化が集まる「日本の商いの原点」となった街です。400年以上の歴史を受け継ぐ老舗と、新たな価値を生み出す挑戦者が共存するこの場所では、今もなお、人と人との「ご縁」が未来を動かしています。
■東京都中央区日本橋室町一丁目
Navigators…

越智典子(おち のりこ)
コミュニケーション・エージェント Carpe Diem 代表理事。
無類の日本橋界隈好き。日本橋界隈の魅力や、人・文化・地域のストーリーを、時折Threadsで発信しています。ご関心をお持ちいただけましたら、お気軽にお問い合わせください。

